教員紹介(森林業経営学科)

学問理論と現場の実践
研究者教員と実務家教員がハイブリッドな教育研究をサポートします

森林業経営学科は、森林資源管理及び森林資源利活用の各専攻分野に研究能力のある教員と実務能力のある教員を配置し、理論と実践とを関連付けて学べるハイブリッドな教育研究ができる体制を確保しています。

森林業経営学科の
専任教員
学科長 研究者教員 実務家教員 教員数計
1名 4名 4名 9名

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柴田晋吾
 
柴田(しばた) 晋吾(しんご
 
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<例えば、こんな研究をしています>
<学生・受験生へのメッセージ>

グローカル・リノベーターが本学のキャッチコピーです。世界に通用するフォレスターを目指す意欲ある皆さんを待っています。
最先端の理論とともに、フィールドワークを重視している本学では、演習林以外にも協定を結んでいる国有林の多様な施業林やブナ天然林なども含め、多彩な現地・経営体に学ぶことができます。
森を木材だけでなく、生態系サービスとして見ると、世界が変わります。無限の可能性を秘めたフロンティアともいえる森林業への展開のヒントになります。自然が好きな皆さん、一緒にこの世界を目指しませんか?

<模擬講義>
  • テーマ①『世界の森とSDGsの取り組み』
    環境と利用をどうバランスさせ、いかに多様な森林生態系サービスの実現を図るのか、欧米諸国などから学ぶ
  • テーマ②『環境にお金を払うPES(生態系サービスへの支払い)の考え方と「森林業」への展開』
    PES(生態系サービスへの支払い)の考え方と事例、「森林業」へどう展開するのか
  • テーマ③『市民参加と協働型政策形成』
    アメリカ国有林の稀有な経験の教訓、参加と協働はどう違うのかなど
大久保達弘
 
大久保(おおくぼ) 達弘(たつひろ)
 
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<例えば、こんな研究をしています>
  • 生産や環境を目的とした里山林の取扱いと農地との一体的利活用に関する育林研究
  • 温帯林から熱帯林の生態系修復に向けた森林植物の世代交代に関する生態研究
  • 里山林生態系の環境放射線モニタリング
<学生・受験生へのメッセージ>

森林が本来持っている再生力に関する生物学的な知識とその条件を達成するために必要な経済性を加味した総合技術学としての”森づくり”のあり方を学生の皆さんとともに広い見識から森林・林業の現場から考えていきたいと思います。

<模擬講義>
  • テーマ『ブナと広葉樹の生態と造林』
    国産広葉樹材を見直す動きが近年活発になり、それに対応するにはその利用とあわせて広葉樹林の再生を支える技術的・社会的要素を理解することが重要です。本講義では、ブナなどの広葉樹林の森林生態系管理と持続可能な森林経営、素材生産の両立を実現するための生態学的基礎と森林の取扱い方(施業)についてお話しします。
藤本登留
 
藤本(ふじもと) 登留(のぼる)
 
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<例えば、こんな研究をしています>
  • スギ、ヒノキ等構造材の適正乾燥技術の開発
  • 大型円盤材の割れ抑制技術に関する研究
  • 各種処理木材の耐久性評価に関する研究
<学生・受験生へのメッセージ>

天然材料である木材は多様性にあふれています。工業材料としてはばらつきが大きく使いづらいところもありますが、魅力あふれる材料です。軽い割りに強く、ヒトとの相性も抜群です。

<模擬講義>
  • テーマ『木づかいのススメ』
    従来、建築などの材料の中心であった木材は、鉄、コンクリート、プラスチックに置き換えられています。 木材は他の材料に見られない特徴ある細胞の集まりであり、有機物であるために多くの性質を所持しています。木材は材料の一つとして取り扱いが難しい材料ですが,大変興味深い材料です。本講義では、その木材の魅力の一端をご紹介します。
堀靖人
 
(ほり) 靖人(やすと)
 
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<例えば、こんな研究をしています>
  • 森林を活かした地域の問題解決手法の研究
  • 林業や森林経営の担い手に関する研究
  • ドイツの森林と林業に関する研究
<学生・受験生へのメッセージ>

地球温暖化に対する対策は待ったなしの状況です。また、生物多様性やSDGsの実現はこれからの社会には必要不可欠です。持続可能な農林業を確立することはこうした課題に応えることになります。同時に持続的な地域経済、社会の実現にもつながっています。

<模擬講義>
  • テーマ『身近な森林(もり)の楽しみ方~ドイツの森林の写真を交えながら』
    森林は木材を生み出すだけではなく自然環境や人間の生活に必要な様々なサービスを提供しています。しかし、人と森の距離は遠ざかっているように感じます。身近な森林を楽しみながら森林との関係性を考えてみます。
小山敢
 
小山(こやま) (かん)
 
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<例えば、こんな研究をしています>
  • 林地で発生する土砂災害に関する研究
  • 林道・作業道の適切な整備に関する研究
  • 林業労働災害防止のための安全装備の普及に関する研究
<学生・受験生へのメッセージ>

森林に関わる仕事は、健康的で人生を豊かなものにしてくれます。このすばらしい森林業の発展のために、林地で発生するさまざまな災害の減災を図るための知識や考え方を習得しましょう。

<模擬講義>
  • テーマ『林業で注意が必要な土砂災害の種類』
    林業は植林してから収穫するまで50年以上かかる産業です。植林した木の成長に応じて、間伐や作業道づくり、そして収穫(皆伐)をする中で、どのような災害に注意が必要なのかを学んでみましょう。
菅沼秀樹
 
菅沼(すがぬま) 秀樹(ひでき)
 
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<例えば、こんな研究をしています>
  • 温暖化対策としての植林地の設計および炭素吸収量評価
  • バイオマス発電へのバイオマス燃料供給シナリオ等の分析
  • 森林生態系の調査・分析(地上計測&リモートセンシング)
<学生・受験生へのメッセージ>

森林業を通して地球的・地域的な課題を解決しようとすると、様々な学問分野の知識が必要です(例:森林生態、植物生理、測樹・測量、統計解析、Life Cycle Assessment、土壌物理、土壌化学、水文、熱力学、化学工学、etc.)。専門職大学の講義・演習・研究等を通じてその一端でも習得してもらえるよう尽力いたします。
脱炭素社会は企業活動の足枷ではなく将来のビジネスチャンスです。カーボンニュートラル&ネガティブを実現可能な森林業は、その可能性に溢れています。
測量士試験、技術士一次試験、TOEIC L&R等の在学中に受験可能な資格試験等の個別相談を随時受け付けます。

<模擬講義>
  • テーマ①『そのエネルギー、本当に環境に優しいの?』
    世の中にあふれる多種多様な環境に優しいエネルギー(太陽光発電、バイオエタノール燃料、BEV&PHEVが利用する電気、FCVが利用する水素、風力発電、水力発電、バイオマス発電など)。それぞれの利点と隠された不都合な真実を探ってみましょう。
  • テーマ②『森を測るってどんなこと?』
    国土の約7割を占める我が国の森林。あまり知られていませんが、地形の測量以外に実に多様な調査が実施され、多くの項目が計測されています。植物を対象としたものでは、生物多様性、木材の材積、二酸化炭素の固定量と吸収量等が様々な計測値に基づき計算または理論的に推定され、国際報告までされている内容もあります。その一端を見てみましょう。
  • テーマ③『沙漠緑化って必要なの?~温暖化対策の視点から~』
    沙漠緑化って逆に沙漠の環境を乱さないの?熱帯林や温帯林を増やした方が良いのでは?多方面から検討した結果、場所と方法によって沙漠緑化は必要と考えました。しかしながら見せかけではない持続可能な緑化は実に難しい。緑化実現に向けた技術開発研究の一端についてお話します。
  • テーマ④『将来おいしいうどんやラーメンが食べられなくなるかも!?』
    日本で利用されている小麦粉(含:国内製粉)の90%はアメリカ、カナダ、オーストラリア等の外国産です。その中でうどん専用の小麦生産などに注力している西オーストラリアで、Secondary Salinityという問題により小麦生産が危機にさらされています。危機が引き起こされるメカニズムと、その対策技術開発研究の一端についてお話します。
上野満
 
上野(うえの) (みつる)
 
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<例えば、こんな研究をしています>
  • 森林伐採の前後での生物多様性の変化の研究
  • 立地環境の違いによる樹木の生育に関する研究
  • 目的に応じた森の育て方の研究
<学生・受験生へのメッセージ>

森林の施業(目的を持った森林管理)を行うためには、樹木の特性やそれを取り巻く環境に関する知識が必要です。森林の様々な機能発揮に向けた森林づくりを考えてみましょう。

<模擬講義>
  • テーマ①『森林施業のための生態学』
    樹木の特性と環境を調べながら適切な森づくり、森林の管理方法を考えます。
  • テーマ②『林業という仕事 ~造林・育林作業を中心に~』
    木材を生産するための森林では、植栽、下刈り、間伐などの作業がおこなわれます。それぞれの作業の目的や意味、方法などについて解説します。

※ 野外での学習も大歓迎です。

古澤優佳
 
古澤(ふるさわ) 優佳(ゆか)
 
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<例えば、こんな研究をしています>
  • モウソウチクの栽培、管理、新たな利活用方法の研究
  • 山菜有望品種の栽培期間短縮方法の研究
  • 山菜・きのこ・広葉樹材の成分分析による付加価値増加に向けた研究
  • 野生動物被害の調査と防除方法の研究
<学生・受験生へのメッセージ>

山菜やきのこといった非木材森林産品(特用林産物)は、森林業の中でも数少ない、食に関する分野です。山の恵みを活用する方法を一緒に考えてみましょう。また、最近問題となっている、野生動物と人間との関わりについても学んでいきましょう。

<模擬講義>
  • テーマ①『山菜類の新たな活用による森林業の活性化』
    一般的な山菜を山で採る、食べる以外の活用についての近年の研究、取り組みの紹介を通じて森林業の活性化について考えます。
  • テーマ②『森林に影響を及ぼす野生動物被害とその対策』
    急激に増加している野生動物による森林業被害や対策についての紹介を通じて、今後の森林業や野生動物との関わりを考えます。
吉崎明
 
吉崎(よしざき) (あきら)
<例えば、こんな研究をしています>
  • スギ人工林における冠雪害の発生要因と育林的被害低減技術について
  • 小中学校の教職員による学校教育における森林環境学習の進め方について
  • チマキザサが優占する里山広葉樹二次林の更新技術について
<学生・受験生へのメッセージ>

森の中で森を感じ、森について考え、森の恵みを私たちの暮らしと結びつける技術者をめざす・・・。将来の選択肢の一つとして提案します。

<模擬講義>
  • テーマ『森林の働きと林業の役割』
    私たちの暮らしにとって、森林はなくてはならないものです。また、林業は再生産可能な地球にやさしい資源を生産する重要な産業です。森林の特徴や働きを理解し、私たちの暮らしと森林のかかわりについて考えるとともに、森林をフィールドとした林業の役割について理解を深めます。

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