東北農林専門職大学とは

東北農林専門職大学は、令和6年4月に開学する、東北初となる山形県立の農林業系専門職大学です。

※①本県のみならず、東北を代表し、我が国の農林業をけん引する高度人材を育成する、②教育研究の対象となる産業分野を端的に表す、③名称中に「専門職大学」という文字を用いなければならない(専門職大学設置基準第54条)ことを踏まえ、名称を「東北農林専門職大学」に決定。

1.専門職大学について

(1)専門職大学とは

  • 特定の職業のプロフェッショナルになるために必要な知識・理論、そして実践的なスキルの両方を身に付けることができる大学です。
  • 教育課程(カリキュラム)は、産業界、地域社会と大学が連携して編成し、講義だけでなく、学内・学外での実習が豊富に組まれています。また、社会に出た後のキャリアアップの基礎となるリテラシー科目なども用意されています。
  • 卒業後は学位が授与され、即戦力の専門職として、そして現場の最前線に立つリーダーとして活躍が期待されます。
  • さらに、専攻する職業に関連する他分野の学びとかけあわせることで、前例にとらわれないイノベーションを起こし、就職した業界や職業の変化をリードする人材が育つことも期待されています。

(2)従来の大学との違い

  専門職大学 大学
教育 理論と実践を架橋する教育 幅広い教養、学術研究の成果に基づく教育
教員
  • 実務家教員を積極的に採用
  • 理論と実践を架橋する教育改訂に必要な研究者教員・実務家教員を適切に配置
研究者教員が中心
学位 学士(専門職) 学士
大学制度

2.東北農林専門職大学の特徴

東北初の公立の農林業系専門職大学です。
将来の山形、東北、日本をけん引する農林業経営者等を養成します。

<本学の学びの特色>
農林業の生産や経営等に係る知識と、理論に裏付けられた技術、地域活性化に向けた課題解決の実践的手法、関連分野の知識(加工・販売、建築、観光等)などを学びます。
講義だけでなく、先進農林業経営体での3年間計90日の実習をはじめ、フィールドワークや卒業単位数の1/3以上の学内外での豊富な実習で、理論と実践をバランス良く学べます。

3.東北農林専門職大学の設置に向けたこれまでの検討状況

(1)専門職大学基本構想策定委員会(令和元年度設置)

「専門職大学基本構想策定委員会」を令和元年度に設置し、専門職大学の設置に向けた大学基本構想の検討を行い、令和元年12月に「専門職大学基本構想」 を決定しました。

専門職大学基本構想策定委員会の開催実績は以下のページをご覧ください。

(2)専門職大学基本計画検討委員会(令和2年度設置)

「専門職大学基本計画検討委員会」を令和2年度に設置し、専門職大学の設置に向けて必要な事項の検討を行い、令和4年9月に「東北農林専門職大学(仮称)基本計画 最終報告」を決定しました。

専門職大学基本計画検討委員会の開催実績は以下のページをご覧ください。