教育情報の公表
1.大学校の教育上の目的に関すること
○教育目標
本校では、山形県の農林業の振興に寄与するため、次のような能力を備えた 農林業者の育成を目標に教育を行っています。
(1)高度で実践的な農林業生産技術や地域資源の付加価値向上に向けた知識や 技術の習得と応用力の養成
(2)創造性豊かで国際化や時代の変化に即応できる企業的経営感覚の養成
(3)将来の山形県農林業を担う地域社会のリーダーにふさわしい資質と能力の 養成
○教育方針
本校では、教育目標に即して教育計画を立て、指導する教職員もこの目標を具現化するために、次のような教育方針で教育に当たっています。
(1)学生一人ひとりの理解を深める指導体制の確立を図り、個をいかす教育の実現
(2)地域との連携に一層留意しながら、特色ある教育内容の整備充実に努め、自ら学ぶ意欲を重視する課題解決学習の推進
(3)自主的に活動する学生の育成を通した自己実現への指導・援助
○人材育成の方向
(1)本県農林業を支える人材の育成
高い農林業技術と経営管理能力を備え、本県の農林業と農山村の持続的な発展を支える経営者
(2)本県農林業の未来を拓く人材の育成
新技術の活用や雇用創出・経営発展等により、次世代の農林業を切り拓く革新的な経営者
(3)本県農林業の価値を高める人材の育成
地域資源を活かした6次産業化の推進役として、本県農林業の価値を高める創造性豊かな経営者
(4)本県農林業を全国・世界に発信する人材の育成
豊かなコミュニケーション能力と強力な人的ネットワークを活かし、新たな情報を発信できる実践的経営者
2.入学定員、在校者数及び卒業者数の状況に関すること
○入学定員及び在校者数
(令和6年4月1日現在)
<入学定員> 40名(令和5年度入校生までは60名)
<在校者数> 令和6年度 学科別在校者数
(単位:人)
学 科 | 合 計 | 1学年 | 2学年 |
稲作経営学科 | 15( 1) | 4( 0) | 11( 1) |
果樹経営学科 | 22( 3) | 11( 3) | 11( 0) |
野菜経営学科 | 22( 4) | 8( 1) | 14( 3) |
花き経営学科 | 5( 4) | 3( 2) | 2( 2) |
畜産経営学科 | 12( 4) | 4( 2) | 8( 2) |
農産加工経営学科 | 10( 8) | 2( 1) | 8( 7) |
林業経営学科 | 14( 3) | 7( 1) | 7( 2) |
合 計 | 100(27) | 39(10) | 61(17) |
※括弧内は女子数
○卒業者数(過去3か年)
(単位:人)
年度 | 令和5年度 | 令和4年度 | 令和3年度 |
卒業者数 | 57 | 61 | 54 |
3.授業科目、授業の方法及び内容並びに年間の授業の計画に関すること
4.学習成績の評価及び進級・卒業の認定に関すること
(1)学習成績評価の観点
学習の成績は、定期試験と日常の学習の取り組みを総合して評価します。
したがって、日頃より欠席を戒め、学習に真面目に取り組み、課題やレポート、報告書等の提出を怠らないようにしなければなりません。
(2)定期試験
定期試験には、前期試験と後期試験があります。定期試験を正当な理由により受験することができなかった場合、願い出により「追試験」を受けることができます。
また、定期試験の結果、不合格になった科目については、2回まで「再試験」を受けることができます。この場合も願い出が必要になります。
試験においては不正行為があった場合は、懲戒されます。
(3)成績評価
学校成績評価の観点に基づいて成績を評価し、科目の修得を認定します。
成績は、100点を満点とし、80点以上を「優」、70点以上80点未満を「良」、60点以上70点未満を「可」、60点未満を「不可」とします。優、良、可は合格とし、不可は不合格とします。
実習の評価基準については、以下のとおりです。
①出席(配点50点)[遅刻・早退2回を1欠席時数として取り扱う]
欠席率 | 減 点 | 評 価 |
0~4%未満 | 0点 | 50点 |
4~8 | -5点 | 45点 |
8~12 | -10点 | 40点 |
12~16 | -20点 | 30点 |
16~20 | -40点 | 10点 |
②技能(配点20点)
能 率 | 10点 |
完成度 | 10点 |
③態度(配点30点)
積極性 | 10点 |
持続力 | 10点 |
協力性 | 10点 |
(4)進級及び卒業の要件
進級及び卒業の要件は以下のとおりです。
①1学年
ⅰ)必修単位の全部を修得した場合は、2学年への進級が設定されます。
ⅱ)必修単位のうち1~3単位未修得の場合は、2学年に仮進級し、未修得科目を再履修しなければなりません。
ⅲ)必修単位のうち4単位以上未修得の場合は、1学年に原級留置となります。
②2学年
ⅰ)必修単位の全部を修得した場合は、卒業が設定されます。
ⅱ)必修単位のうち1~3単位未修得の場合は、自宅通学により未修得科目を再履修し、再履修単位を修得した時点で卒業が認定されます。
ⅲ)必修単位のうち4単位以上未修得の場合は、2学年に原級留置となります。(なお、本校は3年を越えて在籍することはできません。)